日本人の消費変える「定額制」の知られざる進化 デジタル系だけでなくアナログの世界でも

今やネットでは「定額制サービス」が大きなトレンドになっている。かつて、定額といえば雑誌の定期購読や新聞代、定期券ぐらいだったが、今や動画配信、音楽配信、電子書籍をはじめ「見放題」「聞き放題」「読み放題」サービスが市場を席巻しつつある。 最近では、コーヒーやラーメンの食べ放題から高級ブランド品、家電、車に至るまで、一定の金額を支払えば自由に消費して、いつでも使えるシステムが浸透しつつある。 この定額制サービスが急速に拡大している背景には、アメリカで誕生した新しいビジネスモデルが関わっている。「サブスクリプション(subscription)=定額課金」という新しい考え方だ。 ちまたでは「サブスク」という略語で知られ、今年の流行語大賞にもノミネートされた。本来の意味は、予約購読や年間購読の意味だが、「一定期間の使用許可」という新しい考え方で、モノやサービスを買い取るのではなく、その利用権を借りて一定期間に応じて料金を支払う、という考え方だ。 このサブスクが、数多くのビジネスに進出しており、ひょっとしたら既存の物を売ったり、サービスを提供したりするという本来のビジネスを根底から覆すかもしれない……。そんな可能性が指摘されている。サブスクの魅力や可能性、従来の定額制とどこが違うのか考えてみたい。 スタートは2013年の「Adobe」? 現在、注目されている「サブスクリプション」の原型は、2013年アメリカソフト会社「Adobe」のソフトウェア販売だと言われている。それまでの買い切り型に加えて、月額料金を支払うことで使い放題になるサービスが加わった。 PhotoshopやPDFファイルで知られるAdobe Acrobatのソフトウェアを「クラウド経由」で使用することで、買い取ってPCにインストールして使用する従来のシステムから、一定金額を払うことでいつでも自由に使用する方法に転換を図ったわけだ。 使い放題のシステムを可能にしたのは「クラウド」経由という技術革新によるもの。近年のIT革命の産物と言ってもいい。

EAのクラウドゲームサービス「Project Atlas」ストリーミング技術テストの実施を発表―テスターの募集を開始

『Titanfall 2』エレクトロニック・アーツは9月10日、同社が開発中のクラウドゲームサービス「Project Atlas」の技術テストの実施を発表しました。現在テスターを募集しています。 「Project Atlas」は、2018年10月に発表された、ゲームの開発環境とゲームプレイの環境を1つにまとめたEAによる次世代統合プラットフォームです。 この度、クラウドサーバーによるゲームストリーミングパートの技術テストを実施することが発表されました。対象となるのはPCで、様々な条件下におけるパフォーマンスおよびサービス品質の検証が目的とされています。 『Need for Speed Rivals』テストに用いられるのは『FIFA 19』、『Titanfall 2』、『Need for Speed Rivals』、『Unravel』の4タイトル。テストの一環として、EAのプラットフォームのOriginでプレイするこれらのタイトルの進捗は、テスト期間後において引き継ぎができる予定とのことです。 本テストへは18歳以上でビデオゲームに興味があれば参加が可能。こちらのEA Community PlaytestingサイトよりEAのアカウントでサインした上で登録できます。

松屋、オリジナルカレーの販売終了を発表 「創業当時の味」復活で

大手牛丼チェーン「松屋」を運営する松屋フーズが「オリジナルカレー」(並390円/税込)を終売すると発表して話題を集めている。11月27日に公式Twitterで「松屋の定番。オリジナルカレー。まもなく本当に無くなります」などと告知。理由は明らかにしていなかったが、翌28日にTwitterと公式サイトで、限定メニューとして販売していた「創業ビーフカレー」の定番化に伴い、オリジナルカレーとその関連メニューの販売を終了することを発表した。  創業ビーフカレーは、牛バラ肉を煮込んで作る、松屋の創業当時の味を再現したカレー。期間限定で販売していたが、来店者からの要望を受けて定番化を決めた。  販売は12月3日からで、価格は並が490円(税込、以下同)、大盛が590円。関連メニューとして創業ハンバーグビーフカレー(並720円)や創業ビーフカレギュウ(並720円)なども展開する。

『FGO』11月27日より実施中のメンテナンスが再度終了時刻未定に―メンテ中の「連続ログイン日数」などには対応を実施

【カルデア広報局より】現在実施中のメンテナンスにて、引き続きApp Store上でアプリが反映されない状況のため、メンテナンスは明日まで延期とし、リリースは11/28(木)10:00以降とさせていただきます。ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。 #FGO— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) November 27, 2019iOS/Android向けFateRPG『Fate/Grand Order』にて、11月27日13:00より実施中のメンテナンスに関する続報が発表されました。 11月27日18:00より開催予定だった期間限定イベント「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」の開始および一部不具合修正のため行われていた本メンテナンスですが、App Store上での反映が遅れているとの理由からメンテナンスが延長。 11月27日23:00時点でアプリ反映ができなかったため、メンテナンスは本日11月28日まで延期となり、本日10:00以降のメンテナンス終了が予定されていました。 【カルデア広報局より】11/27(水)13:00より実施のメンテナンスにて、現在もiOS版にてApp Store上でのアプリ反映が確認されておりません。そのため、メンテナンス終了時刻を再度未定とさせていただきます。メンテナンスの状況はあらためてご報告いたします。 #FGO— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) November 28, 2019ですが、終了予定時刻となる10:00時点でも、iOS版にてApp Store上でのアプリ反映が確認できず。そのため、メンテナンス終了時刻が再度未定となりました。メンテナンスの状況はあらためて報告予定です。 なお、本メンテナンスで『Fate/Grand Order』がプレイできなかった日については、ログインしたこととみなす対応が実施予定です(継続となる対象は「連続ログインボーナス」「連続ログイン日数」「通算ログイン日数」)。 【カルデア広報局より】11/27(水)13:00より実施したメンテナンスにより、ゲームがプレイできなかった日についても、ログインしたこととみなす対応をおこないます。継続となる対象は「連続ログインボーナス」「連続ログイン日数」「通算ログイン日数」となります。 #FGO— 【公式】Fate/Grand Order (@fgoproject) November 27, 2019 『Fate/Grand…

ポケモンGO、『テラキオン』が伝説レイドボスに登場。対策はミュウツーかメタグロス

ポケモンGOのレイドボスに、イッシュ地方の伝説のポケモン「テラキオン」が現れました。 タイプは「いわ・かくとう」。弱点は多く「みず・くさ・かくとう・じめん・エスパー・はがね・フェアリー」。 攻撃力が高く「いわ」タイプの優秀なアタッカーとして活躍できる一方、レイドボスとしてはミュウツーやメタグロスなど強力な対策ポケモンを使えば、比較的容易に倒せるありがたいポケモンです。 テラキオンは入れ替わりで退場したコバルオンと同じく、イッシュ地方の「聖剣士」と呼ばれるポケモンのひとつ。 コバルオン、ビリジオンとともに、かつてポケモンを守るため人間と戦ったとされています。 優秀な「いわ」タイプアタッカー 能力値は攻撃260、防御192、HP 209。平均的に高く、なかでも攻撃力に優れた使いやすいバランスです。 アタッカーとしては、「かくとう」タイプのノーマルアタックを持っていないため「かくとう」タイプでは活躍しづらいものの、うちおとす+いわなだれの「いわ」アタッカーとして優秀。 いわアタッカーとして比較すると、異様に高い攻撃力でトップに立つラムパルドと、強ポケモンの代表格バンギラスのちょうど中間あたり。 ただしラムパルドは非常にレアで育成が難しいことや、「うちおとす」バンギラスはコミュニティ・デイ限定であることを考えると、育成済みの両者がずらりと並んでいないかぎり、伝説レイドで確実に集められるテラキオンは十分に活躍の機会があります。 またあくまで希望的観測ではあるものの、原作で「聖剣士」ポケモンが覚えたわざ「せいなるつるぎ」を将来的に覚えられるようになれば、かつ「せいなるつるぎ」が強力なわざに調整されれば、かくとうタイプとしても一線級に浮上する可能性もあります。 (いまゲットして育てた個体が後からわざマシンで覚えられるか、遠い未来に「せいなるつるぎ」習得済を売りとして再登場するのかまでは分かりませんが)。 テラキオン対策ポケモン 防御は低く、やたらと弱点が多いため、伝説レイドボスとしての攻略は比較的容易です。 弱点は「みず・くさ・かくとう・じめん・エスパー・はがね・フェアリー」。 対策としては、弱点を突けて高い攻撃力と優秀なわざを備えたポケモン、つまりエスパー統一ミュウツーまたはメタグロスが最適任。 強いエスパーわざミュウツーがいないなら、ドラゴンではなくエスパーわざで統一したラティオスも活躍の機会。耐久性は低いものの、非常に攻撃力が高いフィーディンも育てていれば使えます。 ほか、雨の日はさらにパワーアップするカイオーガ、曇りならさらにブーストのカイリキーなど。幻のポケモンなのでなかなか育成している人はいないと思われますが、タイプは「はがね・エスパー」でジャストミートするジラーチも活躍します。

『ミシュランガイド東京2020』発売 三つ星のレストランは11軒に

日本ミシュランタイヤは2019年11月26日、ホテル・レストランのガイドブック『ミシュランガイド東京2020』を発表した。 ミシュランガイドはミシュランの覆面調査員による公正かつ厳正な審査のもとに選定された優れたホテルとレストランをまとめたガイドブックである。「そのために旅行する価値がある卓越した料理」がある店を三つ星、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」がある店を二つ星、「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」がある店を一つ星として評価。また、これとは別に、「価格以上の満足感が得られる料理(良質な食材で丁寧に仕上げており、6000円以下で楽しめる)」がある店をビブグルマンとして掲載する。 最新版であるミシュランガイド東京2020に掲載されたのは、三つ星のレストランが11軒(二つ星からの昇格が1軒)と二つ星のレストランが48軒(新規掲載が1軒、一つ星からの昇格が2軒)、一つ星のレストランが167軒(新規掲載が19件)に、ビブグルマンが238軒(新規掲載が35軒)。全226軒の星付きレストランが掲載され、東京は今年も世界で一番星付きレストランの多い都市となった。三つ星に昇格したのは「かどわき」(日本料理)で、2009年の初掲載から二つ星を維持し続け、12年目にして初の三つ星評価となった。 その一方で、2019年版まで三つ星で掲載されていた「すきやばし 次郎 本店」「鮨 さいとう」は一般予約が不可となったため、ミシュランガイドの掲載対象外となっている。 ミシュランガイド東京2020に掲載された三つ星店は以下の通り。 「麻布 幸村」(日本料理) 「神楽坂 石かわ」(日本料理) 「かどわき」(日本料理) 「かんだ」(日本料理) 「カンテサンス」(フランス料理) 「虎白」(日本料理) 「ジョエル・ロブション」(フランス料理) 「鮨 よしたけ」(寿司) 「まき村」(日本料理) 「龍吟」(日本料理) 「ロオジエ」(フランス料理) 日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ代表取締役社長は、都内で開催された出版記念パーティーであいさつに立ち、「東京は星付きの飲食店・レストランの数が226軒と、今年も世界一星の多い都市となりました。良質な食材が集まる利点があり、さらに、それを調理する素晴らしい腕前の料理人も国内外から集まる東京は、美食都市として世界をリードし続けるでしょう。また、女性シェフの飲食店・レストランが年々増えてきていることも特筆に値します。2020年に東京を訪れるであろう多くの観光客にも、ミシュランガイドを利用して素晴らしい体験をしていただけることを願っています」とコメントした。 ミシュランガイド東京2020は2019年11月29日に発売予定で、価格は3498円。

ジャニーズWEST、骨折の濱田除く6人でベスア登場「生放送見てると思うので」 

 27日放送の日本テレビ系音楽番組「ベストアーティスト2019」(後7時)に7人組「ジャニーズWEST」が出演、濱田崇裕(30)を除く6人で「Big Shot!」を披露した。  濱田はTBS系「SASUKE2019 大晦日」(12月31日・後7時)に出演予定で、20日にセットの視察・体験を行っていたところ、ファーストステージの「ウイングスライダー」の終盤でバランスを崩し、着地地点に敷かれたウレタンマットに左足をひねるように着地し負傷、左脛骨遠位部の骨折と診断された。2か月の安静加療を要する状態という。  司会の嵐・櫻井翔(37)が濱田の不在を伝えると、「生放送見てると思うので」と重岡大毅(27)。この日はスマホのアプリを使った「スマホでハイタッチ」の企画が行われていたことから「濱ちゃん、タッチしてね」「まずアプリをダウンロードしてね」とメンバーが次々と濱田にメッセージを送ってから、明るくパフォーマンスを披露していた。

GSOMIAと輸出管理を「リンク」させた韓国の手練手管

 韓国が11月22日、GSOMIAについて破棄通告の効力を停止すると発表した。「同協定の継続を望む米国から強い圧力を受け、あらがうことができなかった」との見方が支配的だ。一方、朝鮮半島情勢に詳しい武貞秀士氏は「韓国は、日本が否定する、GSOMIAと輸出管理のリンクに成功した」外交のアートと見る。 (聞き手 森 永輔) 「国民との対話」に出演した韓国の文在寅大統領(写真:YONHAP NEWS/アフロ) 韓国が11月22日、GSOMIAについて破棄通告の効力を停止すると発表しました。武貞さんにとってこの決定は想定の範囲内だったのでしょうか。それとも驚きの発表だったのでしょうか。 武貞:私は、韓国がGSOMIA破棄を覆す可能性は低いと考えていました。もし、流れが変わるとしたら、米国による説得が韓国に決断を促すか、GSOMIAの継続を望んでいた韓国国防省が、青瓦台(韓国大統領府)に対し巻き返しを図った場合だろうと、見ていました。 武貞 秀士(たけさだ・ひでし)氏拓殖大学大学院客員教授専門は朝鮮半島の軍事・国際関係論。慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。韓国延世大学韓国語学堂卒業。防衛省防衛研究所に教官として36年間勤務。2011年、統括研究官を最後に防衛省退職。韓国延世大学国際学部教授を経て現職。著書に『韓国はどれほど日本が嫌いか』(PHP研究所)、『防衛庁教官の北朝鮮深層分析』(KKベストセラーズ)、『恐るべき戦略家・金正日』(PHP研究所)など。  しかし、11月18日の週に入って、青瓦台の高官の間から「条件付き延長ならば(その話に)乗れないことはない」という話が聞かれ始めました。「どういう条件かな」と考えていたら、(1)日本の対韓輸出管理厳格化をめぐる日韓協議が続く間はGSOMIAを維持する、(2)同じ期間、WTO(世界貿易機関)への提訴手続きを停止する、というものでした。金有根(キム・ユグン)国家安保室第1次長は「韓国はいつでもGSOMIAを終了できる前提で効力を停止した。日本政府も理解を示した」と言っています。  これは「韓国は米国から強い説得を受け、やむを得ずGSOMIA破棄の決定を覆した」という見方が誤りであることを示しています。 それは、どういうことでしょう。韓国はいったん決めたGSOMIA破棄を実行できませんでした。世論調査によると、回答者の51%が破棄を望んでおり国民の支持があったにもかかわらずです。GSOMIAの破棄だけでなく、WTOへの提訴も停止することになりました。  「協議」というのは次官級の政策対話のことですね。これはかねて日本が韓国に求めていたもの。この対話が滞ったことが、輸出管理を厳格化する理由の1つに挙げられました。韓国はこの要求ものまざるを得なかった。こうした理解が一般的です。 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/19/00023/112200115/?P=2

GSOMIA破棄からの「反転」、決断の根拠と今後の行方は

青瓦台(韓国大統領府)は22日、声明を発表しGSOMIA破棄の「条件付き延長」を決めた。その判断の根拠や韓国政府の声について、現時点で分かる範囲でまとめた。 ●土壇場で「反転」 韓国メディアでは前日の21日まで「GSOMIA破棄(失効)を維持」という見通しが圧倒的だった。だが、21日の晩にはすでに、筆者が日頃頼りにしている複数の人物が「風向きが変わっている」と異口同音に伝えてきた。 特に大事なポイントとなるのは、康京和(カン・ギョンファ)長官の動静だった。22日に名古屋で開幕するG20・外務大臣会合に行かず、韓国にとどまる同長官が、日本に行くのか行かないのか、行くとしたらどのタイミングで行くかという部分に注目が集まった。 だがこの日の午後はやくに、康長官が名古屋行きの準備をしているという話をキャッチした。その後少しして、19時の大韓航空便に乗るという話を耳にした。 予定されていた訪問とはいえ、この時に「破棄(失効)はない」とピンと来た。次官の代理出席も伝えられた中、長官が行くということは「絵」を撮りにいくということだろう。 それと同時に、日本と韓国が「パッケージ」で交渉しているという話もこぼれてきた。韓国がGSOMIAを維持するかわりに、日本が7月に定めた半導体素材の輸出規制措置(韓国ではこう表現)を撤回するというものだ。 午後4時前には、「日韓当局が最後の鍔迫り合いをしている」という話の傍らで、「日本の経済産業省が貿易会見を準備している」という話もあった。 ここまで来ればきまりだろう。そして16:55分ころ、「GSOMIA『協定終了を停止』韓国政府が日本政府に伝える」NHKの速報が飛び込んできた。 ●韓国側の会見全文 18時から金有根(キム・ユグン)国家安保室第一次長により行われた会見の要旨は、「条件付きで破棄を停止」というものだった。以下に全文を掲載する。 韓日両国政府は最近の両国間の懸案解決のため、 それぞれ自国が執る措置を同時に発表することにした。 わが政府はいつでも韓日軍事秘密情報保護協定の効力を終了させられる前提の下、 2019年8月23日の終了通報の効力を停止させることにし、 日本政府はこれに対する理解を表した。 韓日間の輸出管理政策対話が正常的に進行するあいだ、 日本側の3つの品目輸出規制に対するWTO提訴手続きを停止することにした。 金次長は一方、日本側の措置として、▲輸出管理政策対話については懸案解決に寄与できるよう課長級の準備会議・局長級の対話を実施し、両国の輸出管理について相互に確認することにする、▲3つの品目の輸出規制については、個別の品目別で日韓で健全な輸出実績を積み重ね、韓国側に適切な輸出管理の運用を(求め)再検討することにする、と説明した。 GSOMIA維持の条件として半導体素材3品目(レジスト、フッ化ポリイミド、フッ化水素)の輸出規制(管理)を止めるため、輸出管理に関するシステムを日韓当局で作るというものだ。 また、会見の後、韓国政府の高官は「日本との間で輸出規制問題の解決について協議する間は、暫定的にGSOMIAの中止と停止することで、期限を現段階で考えることは適切ではない」とした。 さらにこの高官は「7月以前に戻れなければならない。ホワイトリスト(ホワイト国)にふたたび含まれなければならず、3つの品目の輸出規制が撤回されてこそ、GSOMIAは延長され、WTO提訴を取り下げる」と解説した。 韓国側の要求は決して小さくない。 ●韓国の環境と思惑 今回の決定について、韓国側の立場を考える場合には先日の記事でも書いたように、日韓関係だけでは考えられない複雑な事情があった。 「アジアパラドックス」、つまり「安全保障は米国に、経済は中国に」依存している環境を抱える中で、日米韓軍事同盟への深入りを避けたい思惑がある。 中国(さらにロシア、北朝鮮)を脅威と見なす「インド―太平洋戦略」を進める米国は、GSOMIAの次に軍需物資をやり取りできるACSA(物品役務相互提供協定、Acquisition and Cross-Servicing Agreement)の締結を日韓に求めてくるのは自明だ。そうなると、THAAD(高高度防衛ミサイル)導入時よりも強い、中国からの経済報復を受ける可能性がある。 また、米国からは駐韓米軍防衛費負担金の5倍増額を求められ、米国高官は事あるごとにカメラの前でGSOMIAの価値と延長を力説した。「何様だ。傭兵なら出ていけ」と米国を批判する機運が、国内に高まっていた。 一方で、米朝関係との兼ね合いもあった。米国は今月に予定されていた米韓合同軍事訓練を延期することを決め、安全保障を求める北朝鮮に譲歩する姿勢を見せた。強くGSOMIA延長を迫る米国に韓国が応え、米朝対話に弾みを持たせた可能性もある。GSOMIAに関して中国は静観する点も大きかった。 野党がふがいない中、支持率も5割近くに回復し政治的な余裕がある状況とはいえ、米国は韓国の進歩派政権にとって「鬼門」でもある。イラク派兵(03~04年交渉)と米韓FTA(06年交渉開始)で故盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が支持率を大きく落としたのはその一例だ。 だが今回、文大統領は「日本からの輸出規制措置の解除を求める」というポイントを取ることで、こうした逆風を最小化することができる。 盧武鉉大統領の自死(09年)と朴槿恵前大統領の弾劾(17年)を経て支持層が結集している点も選択の幅を広げた。破棄への支持は5割を超ええるとされるが、世論への影響は少ないだろう。…

GSOMIA終了せず 経産省“韓国に譲歩はせず”

日韓両政府は、軍事秘密を共有するための協定「GSOMIA(軍事情報包括保護協定)」について、条件付きで延長することで合意した。 経産省の担当者は、韓国側が輸出管理の問題点を改善する姿勢を示していると話す一方で、GSOMIA破棄とは全く関係がないと話した。 経産省の会見「今回の韓国からのWTO(世界貿易機関)プロセスの中断の通報をふまえると、韓国側が輸出管理の現状の問題点について、改善に向けた意欲を示していると受け止めることができると判断している」 経産省は、二国間協議で輸出管理の問題点について話し合ったのち、韓国から外交ルートを通じて、WTOへの提訴の取り下げがあったと話した。 これらについて経産省は、輸出管理の不備などの問題点について、改善意欲がみられるとして、今後、課長級の準備会合をへて、局長級会合で輸出管理に関して日韓で議論をしていくと話した。 これらの日韓での対話は数年前から行われておらず、日本の輸出管理強化につながっていたもの。 一方で、GSOMIA破棄直前の発表に、経産省は輸出管理の問題とは関係がないとしたうえで、韓国に譲歩はしていないと話している。 22日午後6時すぎから始まった記者会見は、午後6時半現在も続いている。